『HSP』もうやめませんか?
さらに4つにカテゴライズできて
HSP・HSS型HSP・HSE・HSS型HSEとそれぞれ異なる特性がある。
私も教員をやっていたし、勉強の一環として
2年位前からこの表現は知っていたのだけれど
なぜ今更こんなに爆発的に盛り上がっているのか理解できない。
そして8月に行われた教員研修ではたっぷり
HSPについて心理学教授や先輩教諭から語られたのですが
『 もうこれやめませんか? 』
それが率直な私の意見で、最近はHSPの投稿を見るたびに
どこかもやってする自分がいる。
この思いはどこからくるのだろう。
そう思ったので思いをばーっと書いていきます。
まず、私は繊細で感受性がとても高い。
人の気持ちはよく分かるし、人の冷たい部分を見るとすごく心が悲しくなる。
それゆえに人よりいろんなことに気づくために、人より疲れやすい。
これが悩み。
HSS型HSPだと思い、何度も診断をしたがやはりこちらも違う。
驚いたことに私はHSPと対極のHSEの指数が最も高かった。
え、どうなってるの?
いや、私仲悪い人との飲み会とか嫌いですが?
いやでもパーティーは好きだし、海外も好きだしやっぱHSE?
んー…???
いろんな動画を見てはこの4つの違いを理解しようとした。
ただ勉強していて思った。
【 疲れる。これ意味ある? 】
このカテゴライズは非常に難しい。
まず私は繊細なのにHSPとならないところも理解できないし
実際にHSPの特徴を見ると私には当てはまらない。
私が過去に付き合っていた彼氏は声楽家として活躍していた。
それゆえか彼は音に対して非常に敏感で耳栓をしていないと街を歩けなかった。
また日光の光も彼にはきついことがあり、サングラスをかけたり
帽子をかぶったり、家はもちろん光が入らないように工夫されていた。
カフェインも少量でも飲むと興奮してしまうので
自分のタイミングで飲むようにしていたし…
きっと彼はHSPだったのだと思う。
それから友人の中にはとてもおしゃれでインスタ映えしまくり!
とても外交的に見えるのに友達からの誘いはほとんど受けることなく
自分の世界だけを楽しんでいる友人がいる。
私は彼女と会わなくて何年になるだろうか。
でもちゃっかり連絡はたまーに取ったりするので友人には変わりない。
これもHSS型HSPの要素に入るのだろうか?
では自分の生徒は?
繊細なあの子は恐らくHSPだから、
でも病気ではないから理解してあげようって
『 当たり前じゃないのかな? 』
人にはそれぞれ個性があって、持ち味も違う。
これはできるけど、これは嫌いみたいなこだわりが誰にだってあるし
それを理解して折り合いをつけていくところにコミュニケーションの面白さがある。
それは自分の趣向と真反対の人だったら折り合いをつけるのは難しいかもしれない。
でも少しでも理解出来たら、こういう人なんだってわかったらどうだろうか。
確かにHSPは多くの人からしたら分かりづらいことかもしれない。
でも問題なのは「HSPの人がいる」ということではなくて
「自分との違いを受け入れられない人がいる」というところなのではないかな。
私はHSPの彼氏と付き合っていたときは
太陽が大好きな私と太陽が苦手な彼はなかなか難しかったけど
彼の特性も含めて彼だからと思って愛していたし
なんとかやっていけるもの。
問題は「それって変じゃない?」「か弱いな~」「しっかりしろよ」とか
相手の特性を受け入れることなく、心無い一言を言ってしまう人がいるということ。
自分がHSPだとかそうじゃないとか関係ない。
私はお酒が飲めない。運動が苦手。
そうすると必ずこういう人が出てくる。
「お酒飲めないの?雑魚い~ださ~!」
「飲んだら強くなるんだよ。だから飲みなよ!早く早く!!」
「酒弱いもんな~つまんないなあ~」
「ほんと運動できないね!ほんとやばいよそれ。」
「お前が運動できないせいで負けたじゃん。もう一緒にやりたくない。」
ね?
こういう風に人の特性を理解できない人たちは必ずこういうものの言い方をする。
それは私だけではなく、たくさんの人が味わってきたことで
HSPさんは特にそういう機会が多かったのではないかなと思う。
でもさ、私はこういう人たちに言ってやってる。
【ださいのは人の特性を理解し、共に生きていこうと思えないあなたですよ。】
【いつまで自分の価値しか載ってない薄っぺらい辞書で生きてるんですか?】
気の強い私の発動です。(笑)
だからHSPを理解しよう運動が進むのは勝手だけど
もっと本質的な部分の
・人との特性の違いを理解し、認め合う
・そうした上で妥協点を見つけて相互に楽しい時間を作っていく
・その中から自分と相性が合う人を見つけていく
というところが伝わらなければ一時的なHSPブームで終わってしまうと思うんだ。
それはすごく嫌です。
本当に自分を分かってくれる人がいるということは何よりも幸せで
落ち着けて、心が温かくなりことだと思う。
だからこのブームをきっかけに多くの人がリスペクトしあえる
世の中になってくれたらいいなと思うのでした。
そんなわけでもう自分がHSPかとか考えるのやめませんか?