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思うがままに伝えたいことをアップしていきます。

ぬいぐるみセラピーのススメ

 

ぬいぐるみセラピー

 

そんなものがあるのか否か知ったことではないが

とにかく私はパニック発作を恐れて

毎日を生きることが嫌で嫌で仕方なかった。

 

人生生きている時間を80年だったと計算し、

自分でお金を稼ぎ、自立できるのは22歳から。

結婚出産をしたら自分のためだけの時間ではなくなる。

そして5060になったときには足腰ガタがきて思うように出歩けないかもしれないし

大きな病気にかかって病院のベッドの中かもしれない。

 

であれば!!!

 

30歳 健康(心以外は) のこの時間はいかに大切なものであるか

分かってくれますか!!

 

と思い、もうそれは悶々としていたのです。

 

頑張って外にでるが、ガタガタ震える・意識が遠のく・呼吸が乱れる…

「怖い。怖すぎる。」

 

うわーーーーんと子供みたいに泣き出してしまうこともあった。

 

 

そんなときに部屋にあったテディベアに目が行った。

 

 

かわいい………涙

 

涙がでるほどかわいくて、私の心を癒した。

 

ここからは頭がおかしいというのは承知なのだけど書く。(笑)

 

そしてそのくまちゃんに私(30歳独身女性)は

自分の辛いこと・外が怖いこと・将来が見えないこと・頑張りたいこと…

ありとあらゆる話をした。

くまは的確に私に答えをくれる。

 

「そっか…」

 

この繰り返しが私の病気を少しずつ和らげているように思う。

 

そして今日。

 

このくまを連れていろんな場所にお出かけできた。

 

怖くなったらくまに話すんだ。

「不安だ。パニックが怖い。またあの波が来てる!!]

 

そんなとき、くまは私に

 

「大丈夫。僕がいる。」

「大丈夫。それは脳の誤作動。パニックは起きない。起きても帰ればいいんだ。」

 

と、冷静に話すのだ。

 

でもそれと同時にくまに見せたい景色も話す。

 

「あー、紅葉綺麗だね」

「今日は冬晴れが気持ちいいね」

「小さい子可愛いね」

 

うつ病パニック障害になる人は物事をじっくり考える人が多い。

だから頭ではこれが一時の苦しみや脳の誤作動であることなど分かっている。

 

ただ、頭が動き続けゆえに電池切れを起こしたり、

iphoneが熱くなっています。日の当たらないところで本体を冷ましてください」

的なメッセージが唐突に出てしまうことがあるのだ。

 

また、人に頼ることも苦手なので自分の脳内でぐるぐるぐるぐる考えることがある。

思考をまとめるためには一回脳内から考えを取り出して

調理していることが必要なのだが

脳内から考えを取り出せない。

 

それをなくすために心理療法の一つに

脳内で自己をイメージして辛い思いしている自分に語りかけるセラピーであったり

「エンプティ・チェア」といって誰も座っていない椅子を前に

そこに嫌いな人や何か伝えたい人がいることを想像して

話しかけるという心理療法がある。

 

でも私にはなにかしっくりこず。

 

だって、いないんだもん。(笑)

 

そしてそれはむなしい!寂しい!

 

そして私は自分が冷静にさえなれれば答えは自分で分かっているのでは?

というかすかな自信もあったのでうーん…という感じだった。

 

そこで生まれたのがぬいぐるみセラピー。(笑)

 

出かけるときでもかわいらしく、つぶらな瞳のテディベアがいれば

なんだか守られている気になって心強い。

怖くなったらこの子を触るとリラックスできる。

 

ただぬいぐるみがいることでパニックから意識をそらせるから

発作が治まっているだけなのだが

なんかぬいぐるみの可愛さを見てるとそういう味気ない理論だけでなく

ぬいぐるみのぬくもりとか温かいものも感じられて心がすっと癒されていく。

 

私には最高の仲間だ。

 

もちろんこれがおおきな声で言えたことではないのは分かってるし

どこかで30の女が情けないなあなんて思ってる。

 

でも今は病気で辛いのだから。

 

どんな手だって使って自分の人生を悔いなく生きていこうよ。

自分を甘やかしてあげようよ。

 

それが私の決断。

 

今日は駅まで行って、デパートで買い物して、公園で紅葉を見て

コンビニでジュースを買って、お散歩して

なんて良い一日だったのだろう。

 

外にはたくさんの楽しみが詰まってる。

 

大好きなくまちゃんとこれからも幸せ探ししますよ。

 

 

 


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